トウカイコモウセンゴケ

2023/07/18

京都府

分 類:モウセンゴケ科モウセンゴケ属
学 名:Drosera tokaiensis
分 布:本州(北陸、東海、近畿、中国地方)、四国
特 徴:

ピンク色の花を咲かすモウセンゴケの仲間。
限られた地域にしか生育しない希少な植物で、ネットで調べても分布情報には所説あるっぽい(九州にあるとしているサイトや、近畿、東海地方にしかないとしているサイトも)。

ピンク色の花のモウセンゴケは他にコモウセンゴケがある。
コモウセンゴケはいくつかの形態の違いのほか、生息環境で区別ができる。

モウセンゴケは湿った場所、コモウセンゴケは比較的乾燥した場所に出現する。
このトウカイコモウセンゴケはその中間の場所に生える。
今回もため池のほとりの切り立ったところに自生していた。
なんでも、モウセンゴケとコモウセンゴケの雑種由来の種らしいので、中間をとるのは納得。

花は主に午前中に咲くとされている。
この個体を見たところ、6時30分ではまだ花は閉じており、9時30分と12時に見たときは開花しており、15時に見たときは花は閉じていた。開花時間が短すぎる...。

この個体はトウカイコモウセンゴケにしては大きいかも。
発見した京都では特に希少で、絶滅寸前種に指定されている。
池の周りの遷移に常に脅かされている植物。

2023.7.18 京都府南部

掲載種数

シダ植物  87種
草本植物  53種
木本植物  9種
掲載種計 149種

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