オグラコウホネ

2024/08/23

兵庫県

和 名:オグラコウホネ
分 類:スイレン科コウホネ属
学 名:Nuphar oguraensis
分 布:本州(近畿地方)、四国、九州
花 期:6~10月
特 徴:

貧栄養~中栄養の溜池、河川等に生育する浮葉植物。
タイプ標本が京都府の旧巨椋池産であることからその名がつく。

葉の様子。沈水葉と浮葉があり、沈水葉は大きく波打つ。
まるで別の植物の葉のよう。
浮葉を出した後も盛んに沈水葉を出す。

溜池に密生する様子。
水位が下がっても抽水形をとらない。
止水と流水両方イケる。

環境省レッドで絶滅危惧種Ⅱ類。タイプ標本産地である京都府でも条例にかかる希少種でとても希少である。ここ兵庫県では全国的に見ても比較的数が多い。
河川改修や開発、ミシシッピアカミミガメの侵入、園芸採取等で消失しやすい。
河川改修時の配慮などを徹底し、オグラコウホネの自生地保全モ含めた多自然川づくりに取り組んでいく必要がある。


2024.8.9 兵庫県南部

掲載種数

シダ植物  87種
草本植物  53種
木本植物  9種
掲載種計 149種

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