分 類:タヌキモ科タヌキモ属
学 名:Utricularia gibba
分 布:日本各地
特 徴:
記念すべき本サイト100種目はまさかのサイト初の外来植物。 原産は東南アジア、オーストラリア、アフリカ等。 観賞用に日本に1930年代に持ち込まれたものの、各地に帰化している。 |
花が美しく惹かれる見た目であるが、日本の他のタヌキモ類より花が比較的よく沢山咲く点は、 なんとも外来種っぽい性質。 在来のタヌキモ類や他の水生植物との競合のリスクがあり、重点対策外来種に指定される。 |
葉は、タヌキモ類の中でもボリュームがなく貧相に見える。 また、本種を含むタヌキモの仲間は食虫植物であり、 葉に付属する丸い半透明のものが捕虫嚢で、ミジンコ等の微細な生物を捕食する。 |
細い花茎に立派な花がつく。 距も下唇弁からはみ出るか出ないかの長さで長くはない。 |
外来植物らしい繁茂の仕方。 この遊水池のほとりの水が少ないこともあり、 ツルヨシやトクサの合間にマット状にビッシリ生育していた。 ただ、こんなところにもベニイトトンボやハッチョウトンボ等希少な昆虫が多く生息していたことから、 外来種でありながら、水生昆虫の良い棲息環境を作り出しているのだろうか。 |
2023.07.29 京都府南部
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