分 類:ホンゴウソウ科ウエマツソウ属
学 名:Sciaphila secundiflora
分 布:本州(中部以西)、四国、九州、沖縄県、小笠原、台湾、中国香港、タイ
マレーシア、パプアニューギニア、太平洋諸島、スリランカ
花 期:7~9月
特 徴:
特 徴:
湿った暗い林床に生える菌従属栄養植物。 高さは4.5㎝~10㎝と小さく、林床に這いつくばらないと見つからない。 暗い林内では思ったより赤く見えず、目を離すとすぐ見失うほどに目立たない。 |
時期が遅かったため花は見られず。 赤いベリーのようなものは集合果。 |
雄花が上部に、雌花が下部につく。 今回は雄花は枯れ、大部分の上部は脱落していたが、1つ枯れた雄花が残る個体があった。 ウエマツソウの雄花の花被片は細い。似た仲間のホンゴウソウは雄花の花被片が太くヒトデのようになる。花に柄がないのもウエマツソウの特徴。 |
暗い林床に生えるが、スギ植林でよく見つかる。 近縁種のホンゴウソウと違い、標高も300m以上の良い林でないとほとんど見かけないらしい。 アーバスキュラー菌根菌が共生する。 湿り気が大事なようで、沢に比較的近い場所で確認できた。 |
環境省レッドで絶滅危惧種Ⅱ類の希少種。 今回は大阪で見つけたが、なんと公式には記録がないらしい。 目立たない植物なので、今回のようにある程度探せば見つかるのか。 森林の伐採や植生遷移、踏圧により容易に減少するセンシティブな植物。 |
2024.9.1 大阪府北部
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